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昼間の強烈な睡魔に要注意!
ナルコプレシーというのは、別名「居眠り病」とも呼ばれ、睡眠障害の一種です。
どのような症状でナルコレプシーと診断されるのかというと、前の晩に満足できるほどよく眠っているのにもかかわらず、昼間に強い眠気が起きる場合は怪しいと思ってください。
突然強烈な睡魔、睡眠発作に襲われ、大事な試験中や商談中といったような時と場所に関係なく居眠りをしてしまうという症状が起きてしまうことが、この病気の厄介なところです。
このナルコレプシーの症状はと5年以上の長期間続きますが、症状のすべてが現れるのは患者の1割程度だと言われています。たいていは、2〜3つくらいの症状で済んでいるようです。
不眠症や過眠症とは違う睡眠障害ですが、10代〜20代前半に集中して発生するということも、ナルコレプシーがほかの睡眠障害とは異なる点とも言えるでしょう。
ナルコプレシーの原因はよくわかっていません。ただ、脳内ホルモンの「オレキシン」という覚せいを促すホルモンの働きが通常よりも悪くなって起こる症状ということまで判明しています。
ナルコレプシーの症状
ナルコレプシーの症状はさまざまですが、大きく分けると次の4種類です。
1.昼間の眠気、睡眠発作(突然起こる猛烈な眠気)
2.情動性脱力発作(喜怒哀楽で大きな変化がある場合に体の一部または、全身の力が抜ける)
3.入眠時幻覚(入眠の時に幻覚、幻聴が起こる)
4.睡眠麻痺(睡眠中の金縛り状態)
これらの該当すると、ナルコレプシーと診断されます。
前にも書きましたが、これらの4つすべての症状が現れる人は、患者の中でも10%程度で、通常は、2〜3つの症状が現れることが多いようです。
症状を具体的に見ていきましょう。
【昼間の眠気、睡眠発作】
昼間の眠気が周期的に起こるだけならまだ良いのですが、「睡眠発作」という、突然襲いかかる睡魔は非常に危険です。仕事中でも運転中でも関係なく発作が起こるため、重大なことになりかねません。睡眠発作は、1日に2〜3回程度から、頻繁に起こる場合もあります。
【情動性脱力発作】
急な喜怒哀楽に反応して全身の力が抜けてしまう発作です。これはカタプレキシーといい、数秒〜数分間ですが、全身の力が抜けてしまいます。レム睡眠に見られる筋肉の弛緩と同じ現象と考えられています。
【入眠時幻覚】
寝入るときに恐ろしい幻覚や幻触幻聴を起こします。リアルな夢のような感覚で、逃れようとガバッと起き上がろうとしても、次に紹介する睡眠麻痺が起こっていて、動けない、いわゆる金縛りの状態になってしまうことが多いようです。
【睡眠麻痺】
金縛りのことを言います。体全身が麻痺していて動かすことができず、声も出せません。ナルコレプシーの症状でもありますが、それ以外にも、頭部外傷、手術、大出血、睡眠不足の続いた時など、大きな身体的ストレスが加わった直後に発症する場合があります。
ナルコレプシーの治療と対策
ナルコレプシーの治療は薬を使って行います。メチルフェニデイト等の中枢刺激薬が有効とされています。また、モダフィニルという欧米では有名な治療薬の製造承認もおりましたので、これらの薬による治療がメインとなるでしょう。
日中に症状が現れた場合の対策としては、短時間でも仮眠をとることです。昼寝というと「怠け者」というイメージが強くありますが、ナルコレプシーという病気の症状ですから、理解してもらうことが大切です。
しかし、まだまだナルコレプシーという病気があることさえ、世の中には知られていないのが現実です。誤解を招きやすい症状であるだけに、医師の診断書などを添えなければ、症状を理解してもらうことさえ難しいでしょう。
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